スマホのバッテリー、まだ交換してない?「長持ちさせる5つのコツ」と交換タイミング(プロが語る裏側トークシリーズ)

サステナビリティ

こんにちは、モノウサギです。
皆さんの生活に欠かせないスマホ。スマホの充電がすぐ減る、突然電源が落ちる、充電しても持ちが悪い――そんな症状が出てくると、「そろそろ買い替えかな」と考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、その不調はバッテリー交換で改善する可能性があります。買い替える必要はないかも。
実は、スマホ修理の現場では、修理依頼の多くを占めるのが「バッテリー交換」です。スマートフォンのバッテリーは消耗品であり、長く使えば必ず劣化します。だからこそ、正しいタイミングで交換し、日頃の使い方を少し見直すことで、スマホをより長く快適に使うことができます。

今回は、スマホ修理のプロの話をもとに、バッテリー交換の目安と長持ちさせるコツを解説します。(スマホ修理店SMARTCOOLを全国に130店舗展開する株式会社シナジーグローバル商品部協力のもと作成)

音声でも解説しています
今回の内容はPodcastでも詳しく紹介しています。スマホ修理のプロによる解説をぜひ音声でも聴いてみてください。(SpotifyもしくはAmazon Musicで聴けますよ)

スマホのバッテリー交換の目安

スマートフォンに使われているリチウムイオンバッテリーは、一般的に2〜3年ほどで劣化が進むと言われています。バッテリーは消耗品でありどんなに大切につかっていても、劣化は避けられません。

バッテリー交換を検討すべき症状

使用頻度や充電習慣によって差はありますが、以下のような症状がある場合は、バッテリー交換の検討をおススメします。

<バッテリー交換を検討する症状の例>

  • 朝、家を出る前は100%だったのに、昼には40%以下になっている
  • 充電残量が突然10〜20%減る
  • 電源が急に落ちる
  • 充電してもなかなか増えない
  • スマホ本体が熱くなりやすい
  • バッテリーが膨らんで画面が浮いてきた

いかがでしょうか。もし、このような症状がある場合は、ぜひバッテリー交換を検討してみてください。スマートフォンの新品価格は非常に高額になっており、バッテリー交換で症状が改善するなら、当然買い替えよりも圧倒的にお安く済む可能性が高いです。

ちなみに、このような症状を放置し続けると、さらに劣化が進み、最終的には電源が入らなくなることもありますのでご注意ください。

バッテリーを圧倒的に長持ちさせる5つのコツ

バッテリーは消耗品のため、劣化を避けることはできません。ただし、日々の使い方を少し意識するだけで、バッテリーへの負担を減らし、劣化を遅らせることはできます。
バッテリーを長持ちさせる5つのコツを紹介します。以外と知られていないことも多いので、ぜひ参考にしてみてください。

充電しながらスマホを使わない

もっとも避けたいのが「充電しながら動画を見る」「充電しながらゲームをする」といった使い方です。充電(入れる)と放電(使う)を同時に繰り返すことで、バッテリーに大きな負担がかかります。また、本体内部の温度も上がりやすく、バッテリーの劣化を早める原因になります。

0%になるまで使い切らない

バッテリーは完全に使い切る回数が増えるほど劣化しやすくなります。理想的な使いかたは、30%〜90%の範囲で使うことです。少なくとも、「残り10%を切ったら必ず充電する」くらいを意識すると安心です。

満充電にしすぎない

スマホを充電100%のまま放置したり、充電器に繋ぎっぱなしにしたりすると、バッテリー内部に高い負荷がかかり劣化が進行します。
「寝る前に充電器に繋ぎ、朝起きたときに100%の状態にする」という充電方法をしている方は意外と多いと思います。実は、これはNGなんです。常に100%の状態を維持するよりも、少し余裕を持たせた充電の方がバッテリーにはやさしいと言われています。
ちなみに、最近のスマホには「最適化充電」や「80%充電制限」などの機能が標準搭載されていることがあります。その場合は、繋ぎっぱなしの状態でも端末側でうまく最適化してくれるので問題ありません。自分が持っているスマホがそういった機能を持っていないかぜひ確認してみてください。

高温環境を避ける

これはよく知られていることかもしれませんが、バッテリーは非常に熱に弱いです。以下のような使い方はバッテリーの寿命を縮めますので、注意が必要です。

・車内に放置する
・炎天下で長時間使う
・充電しながら高負荷アプリを使う

冬場の急な電池切れに注意する

意外と知られていないのが寒さです。実はバッテリーは寒さにも弱く、冬場は一時的に性能が落ちることがあります。これは寒くなると内部の化学反応が鈍くなるためです。寒い時期は、屋外ではポケットやカバンに入れるなど、直接外気に触れさせず、急激な温度変化にさらされないように注意しましょう。
なお、バッテリーが冷え切った状態で急速充電を行うと大きな負荷がかかるため、バッテリーの寿命を縮める原因となる可能性があります。室内で常温に戻った状態での充電をおススメします。

「電池の持ちが悪い=買い替え」はもう古い!

スマホのバッテリーは交換できる部品です。
通信キャリアやメーカーも短期間での機種変更を促進し、常に最新機種を持ち続けることがステータスのように扱われてきました。そのため、少し前までは、「電池の持ちが悪くなったら機種変更」という流れが一般的だったと思います。
でも、今は必要な部分だけを修理して長く使うという考え方が少しずつ広がってきています。「直して使うこと」は、最小限の資源でモノを使い続ける、地球に最も優しい選択肢です。数万円かかる買い替えの前に、まずはバッテリー交換という選択肢を考えてみるのはいかがでしょうか。

バッテリー交換は「純正」と「第三者修理」、どちらを選ぶべき?

バッテリー交換を考えたとき、多くの人が迷うのが、「メーカーで純正バッテリーに交換するべきか」、「街の修理店で交換しても大丈夫なのか」という点です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

メーカーでの純正バッテリー交換

スマホメーカーやキャリアショップを通じて依頼することで純正バッテリー交換を受けることができます。「正規修理」と呼ばれることもあります。

メリットデメリット
・純正バッテリーを使用できる
・メーカー基準の品質で安心感がある
・保証期間内なら安く済む場合がある
・交換費用が高めになりやすい
・予約が必要な場合がある
・数日〜1週間ほど預かりになることもある
・機種によってはデータ初期化の可能性がある

「純正にこだわりたい」「メーカー保証を活かしたい」という方には安心できる選択肢です。

第三者修理店でのバッテリー交換

「第三者修理」とは、製造者でも使用者でもない第三者が修理することです。いわゆる「街のスマホ修理店」など、メーカー以外の専門業者に依頼する方法です。第三者修理では多くの場合、純正品ではなく互換品を使用します。

メリットデメリット
・費用が安い
・即日対応が多い
・1時間程度で交換できることもある
・データそのままで対応できるケースが多い
・店舗によって選ぶ部品や品質に差がある
・互換品を使用している場合が多い
・メーカーサポートが受けられなくなる可能性

安価で素早く対応できることもあり、第三者修理が一般的になってきています。その分、多くの企業がスマホ修理に参入し、お店によっては低品質の部品を扱っているケースやスキルが低い場合もあります。
ただし、現在は品質管理を徹底し、保証制度を整えている修理店も増えています。実際、スマホ修理の現場では「バッテリー交換」が最も多く、多くの第三者修理店が豊富な実績を持っています。

第三者修理を選ぶときのチェックポイント

安心して依頼するためには、以下を確認しましょう。

  • 修理後の保証があるか
    修理、交換後に不具合が出た場合に対応してもらえるかはとても重要です。目安として最低3か月の保証があると安心です。
  • 修理内容や品質についての説明があるか
    どういう原因でどこを修理しないといけないか。どのような部品をつかって修理するか。きちんと説明してくれるお店を選びましょう。
  • 料金が明確か
    追加料金が発生しないか、見積もりを出してもらって確認しましょう。
  • 実績や口コミ
    修理件数の実績や利用者のレビューも確認しましょう。

純正バッテリーには安心感があります。一方で、第三者修理には「早い」「安い」「データそのまま」という大きなメリットがあります。どちらが正解というよりも、

  • 費用を重視するか
  • 純正品質を重視するか
  • 早さを重視するか

自分が大切にしたいポイントを考えて比較してみるといいでしょう。第三者修理を選ぶ場合は、業者を一括で比較できるサイトを活用するといいですね。

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