新生活で家電をそろえるとき、洗濯機は必ず必要になる家電の一つです。ただ、洗濯機には大きく分けて2つのタイプがあります。
- 縦型洗濯機
- ドラム式洗濯機
それぞれ特徴が違うため、生活スタイルによって向いている洗濯機は変わります。この記事では、納得して洗濯機を選んでもらえるように、家電業界の知る人ぞ知るプロフェッショナルの話をもとに、新生活で失敗しない一人暮らし向け洗濯機の選び方を解説します。特に以下のポイントに焦点を当てて、整理しています。
- 縦型とドラム式の違い
- 洗濯物の量の考え方
- 使用する水の量の違い
- 壊れやすい使い方
音声でも解説しています
今回の内容はPodcastでも詳しく紹介しています。家電のプロのリアルな解説をぜひ音声でも聴いてみてください。(SpotifyもしくはAmazon Musicで聴けますよ)
洗濯機は「縦型」と「ドラム式」の2種類
現在販売されている家庭用洗濯機は、大きく分けて2種類です。特徴もあわせて確認してください。
| 縦型洗濯機 | ドラム式洗濯機 |
|---|---|
| ・上から洗濯物を入れる ・価格が比較的安い ・一度に洗える量が多い | ・横から洗濯物を入れる ・乾燥機能が充実している ・水の使用量が少ない |
どんな生活をするかでこのどちらを選ぶべきか、大きく変わります。まずはこの違いを押さえておくと自分に合った洗濯機をスムーズに選ぶことができると思います。
乾燥まで任せたいならドラム式
ドラム式洗濯機の最大の特徴は、洗濯から乾燥まで自動でできることです。そのため以下のような方にはドラム式が向いています。
- 部屋の外に干したくない。
- 忙しくて洗濯物を干す時間がない。
- 家にいない間にすべてを終わらせたい。
洗濯物を入れてスタートすれば、完全に乾いた状態で仕上がるため、洗濯物を干す手間がありません。かなり楽ちんです。
洗濯物の量が多いなら縦型
一方で、洗濯物の量が多い人には縦型洗濯機が向いています。なぜなら縦型は構造上、一度に洗える量が多いからです。
例えば、以下のような人は縦型洗濯機の方が使いやすいケースが多いです。
- シャツや作業着など洗濯物が多い
- ある程度まとめて洗濯する
また、ドラム式よりも比較的価格が安いモデルが多いのも特徴です。
ドラム式は乾燥できる量が少ない
縦型洗濯機が一度に多くの量を洗える、という話をしましたが、だったら容量の大きいドラム式洗濯機を買えばいいと思いませんか。
でも、それはちょっと違います。ドラム式洗濯機を選ぶときに注意したいのは乾燥できる量です。実のところ、ドラム式洗濯機は、洗濯できる容量と乾燥できる容量が違う場合が多いです。
例えば、洗濯容量10kgと書いてあっても、乾燥容量は6kg程度ということがよくあります。つまり、乾燥まで一気に使う場合は、結局6kg程度しか洗えないということになります。
正しい容量で使わないと故障の原因にもなってしまうため、洗濯物が多い家庭では容量に注意が必要です。
縦型洗濯機は水を多く使う
縦型とドラム式の大きな違いの一つが、使用する水の量です。同じ10kgクラスの洗濯機を比較すると、縦型はドラム式の3倍近い水を使うこともあります。
それは、縦型は水をためて洗う方式で、どうしても水の使用量が多くなるためです。一方でドラム式の場合は、少ない水で洗う構造のため、水道代を抑えられるという大きなメリットがあります。
ドラム式はサイズが大きい
ドラム式洗濯機は便利ですが、本体サイズが大きいという特徴があります。そのため、一人暮らしの新生活、という観点で見た場合には、
- 洗濯機置き場に入らない
- ドアが開かない/閉まらない
- そもそも搬入できない
といったケースもあります。最近はドラム式が設置できるように設計された部屋も増えていますが、特に古いアパートやマンションでは、ドラム式を想定いないことが多いため、購入前に設置スペースを正確に確認することが大切です。
まとめ | 洗濯機は生活スタイルで選ぶ
これまでの話をまとめると、一人暮らしの洗濯機選びは、生活スタイルと部屋のサイズ感によって最適なものが変わります。
【縦型とドラム式の比較表】※メーカーによっては異なる場合があります。
| 種類 | 特徴 | 水の使用量 | サイズ | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| 縦型洗濯機 | たくさん洗える | 多い | 小さい | 安め |
| ドラム式洗濯機 | 乾燥までばっちり | 少ない | 大きい | 高め |
上記を踏まえると、一人暮らしの新生活では、価格が安く、スペースを取らない「縦型洗濯機」をがおすすめです。とはいえ、なによりも自分の生活スタイルに合わせて検討いただくといいかもしれません。
壊れやすい使い方に注意
さて、ここまで洗濯機の選び方について書いてきました。洗濯機は安い買い物ではないので、せっかくなら長く大切に使いたいですよね。
洗濯機は正しく使えば長く使える家電ですが、実はあまり知られていない故障の原因があります。
それは洗濯物の量とかたよりの問題です。
洗濯物を入れすぎる
これは、イメージしやすいと思います。容量以上の洗濯物を入れてしまうと、
・モーターに負担がかかる
・回転バランスが崩れる
といったことが発生し、故障の原因になる可能性があります。洗濯機には必ず容量があるため、それを超える量は入れないことが大切です。
そして意外と知られていないのは、洗濯物が少なすぎるのもよくない、ということです。
洗濯物が少なすぎる
一度に入れる洗濯物が少なすぎる場合、個々の洗濯物の吸水力の違いによって、重さに偏りが発生します。かたよりが発生すると、脱水時に重さのバランスが崩れ、洗濯機が大きく揺れることがあります。
例えば、薄いシャツ数枚とバスタオル1枚といった内容だと、脱水前の状態でバスタオルだけが多くの水を含み、重くなっています。この状態で脱水に入ると、洗濯槽内で重さが均等になっていない状態で回転するため、洗濯槽が大暴れすることになります。
この状態を故障と勘違いするケースも多々あるようです。ただ実際には、重さのかたよりによるもので、故障の原因になる可能性がある状態(使い方)です。
対策としては、ある程度まとまった量で洗濯することや、バスタオルなど水を多く含む洗濯物は複数枚まとめて洗うといった工夫が考えられます。また、節水・節電といった観点でも、こまめに洗濯するよりもある程度まとめて適切な容量で洗濯する方が効果的です。
洗濯機は長く使う家電
最近の家電は品質が高く、洗濯機も長い期間使えることが多くなっています。とはいえ、洗濯機はモーターが稼働して回転するため、構造上比較的故障が発生しやすい製品です。そして、故障したときに必要な以下のような情報が、その時には分からなくなってしまうことがよくあります。
- 購入した店
- 購入した時期
- 型番
- 製造番号(シリアル)
- 保証情報(加入先、保証期間、保証内容)
- サポート窓口
転居などに伴って保証書や取扱説明書を紛失してしまうこともあるあるです。そういった状況にならないために、事前に情報を正しく管理しておくことが大切です。
「モノ管理」はmonomane(モノマネ)

monomane(モノマネ)は、無料であらゆるモノの情報を登録・管理できるアプリです。以下のような情報を簡単に管理することができます。
- 製品情報(製品名/モデル/型式/製造番号)
- 購入情報(購入店舗/購入日)
- 保証情報(保証書画像/保証期間/保証内容/保証提供元)
- 取扱説明書
また、故障などが発生した際も、monomaneからそのまま修理を依頼することも可能です。
新生活はモノが一気に増えるタイミングです。この機会に、家電のモノ管理を始めてみませんか。
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