3月や4月は、卒業・入学・就職・転勤など新生活で一人暮らしを始める方も多いと思います。色んな家電を買いそろえる必要が出てきたとき、意外と悩むのが冷蔵庫のサイズや選び方です。
- 一人暮らしの冷蔵庫は何リットル必要?
- 小さい冷蔵庫でも大丈夫?
- 冷凍庫はどれくらい必要?
実は家電販売の現場では、冷蔵庫選びで後悔するケースがとても多いと言われています。特に初めて一人暮らしを始める方は、まったくわからず一番安いモノやおすすめされたモノをそのまま買ってしまうことも多々あるようです。
今回は、納得して冷蔵庫を選んでいただけるように、家電業界の知る人ぞ知るプロフェッショナルの話をもとに、新生活で失敗しない一人暮らし向け冷蔵庫の選び方を解説します。
音声でも解説しています
今回の内容はPodcastでも詳しく紹介しています。家電のプロのリアルな解説をぜひ音声でも聴いてみてください。(SpotifyもしくはAmazon Musicで聴けますよ)
結論:一人暮らしの冷蔵庫は150〜170Lがおすすめ
先に結論から言うと、家電のプロがよくすすめるのは次のサイズです。
一人暮らしなら150〜170L前後のファン式の冷蔵庫
理由はシンプルで、以下の通りです。
- 容量に余裕がある
- 冷凍室もしっかり使える
- ライフステージが変わっても長く使いやすい
100L前後の小型冷蔵庫も多く販売されていますが、生活が始まると
- 食材
- 飲み物
- 冷凍食品
- 作り置き
- お酒
- 調味料
などが増え、容量不足になるケースが多いと言われています。容量についてはある程度想像もできると思いますが、冷蔵庫にはそもそもどんなタイプがあるのでしょうか。
冷蔵庫選びでまず知っておきたい「直冷式」と「ファン式」
一人暮らしの冷蔵庫を選ぶとき、重要なのが冷却方式の違いです。冷蔵庫には主に2種類あります。
直冷式
直冷式は、構造がシンプルな冷蔵庫です。特徴は次の通りです。
メリット
- 本体価格が安い
- コンパクトなモデルが多い
デメリット
- 冷凍室に霜がつく
- 定期的に霜取りが必要
容量は100L前後のコンパクトなモデルが多く、一人暮らし向けとしてよく販売されています。ただし、霜取りが面倒に感じる人にはあまり向いていません。
ファン式(間冷式)
ファン式は現在主流の冷蔵庫です。間冷式(間接冷却方式)とも呼ばれています。冷却器が庫外にあり、冷却をファンで循環させて冷却します。ファン式は、霜を自動処理するため、霜取りの手間がありません。
メリット
- 霜取り不要
- 温度が安定しやすい
- 容量が大きい
デメリット
- 価格は直冷式より高い
- 本体サイズがやや大きい
容量は150〜170L以上の中型・大型が多く、一人暮らしにおいては少し大きめですが、使いやすさではこちらが圧倒的に人気です。必然的に直冷式よりも本体サイズが大きくなるため、部屋の間取りや広さを考慮する必要があります。
小型冷蔵庫は「冷凍室」に注意
新生活では、安さを重視して80L前後の小型冷蔵庫を選ぶ人もいます。しかしこのサイズには注意が必要です。小型モデルの中には、ワンドアタイプなど冷凍室が簡易的なものがあります。
この場合、冷凍室は氷がギリギリ作れる程度の性能というケースもあり、アイスクリームや冷凍食品をしっかり保存できない場合があります。冷凍食品をよく利用する人は、コンパクトなタイプが良かったとしても、せめて冷凍室が分かれている2ドアタイプの冷蔵庫を選ぶのがおすすめです。
自炊するかどうかで必要な冷蔵庫サイズは変わる
当然のことですが、一人暮らしの冷蔵庫は、生活スタイルによって適切なサイズが変わります。
自炊しない人
自炊をほとんどしない人の場合、冷蔵庫の中身は
- お酒
- ジュース
- アイス
- 軽食
などが中心になるケースが多く、この場合は大きくても150L前後の冷蔵庫でも十分です。
自炊する人
料理をよくする人(よくする予定の人)は、当然のように冷蔵庫の容量が多く必要になります。理由は明確で、自炊しない人に比べて以下のようなモノが追加で増えるためです。
- 食材
- 野菜
- 作り置き
- 調味料
そのため、必然的に200L以上など、大きいサイズのモノを選ぶことになります。ちなみに、一人暮らしで300Lの冷蔵庫を使っている人も案外いるそうです。料理が好きな人は、快適な料理のために大きめの冷蔵庫を検討してもよいでしょう。
ちなみに、冷凍をよく利用する場合は、冷凍庫を単体で購入するという選択肢もあります。ぜひ、料理に使うものだけでなく、作ったものをどう保存するか、も想像しながら検討してみてください。
最近の冷蔵庫はAI機能まで搭載されている
料理をよくする方は大きい冷蔵庫を使うことになりますが、そういった方向けに、最近の大型冷蔵庫には、次のような便利機能が搭載されているものが色々出ています。
- 扉のタッチパネル
- AIによる温度管理
- カメラで食材管理機能
- 切れる冷凍機能
ただし、これらは主に500〜600Lクラスの大型冷蔵庫で、価格も30万円〜40万円程度になることが多いため、サイズはもちろん、一人暮らしではオーバースペックになるケースがほとんどです。
一人暮らしの冷蔵庫選びまとめ
ここまでの家電のプロによる見解をまとめると、一人暮らしの冷蔵庫選びは次のようになります。
| 自炊するかどうか | おすすめ容量 | 冷却方式 | 価格 |
|---|---|---|---|
| しない | 150-170L | 直冷式 | 安い |
| する | 200L以上 | ファン式(間冷式) | 高い |
特に初めての新生活では、「とりあえず安い冷蔵庫」を選びがちですが、部屋の間取りや生活スタイルに合わせた冷蔵庫選びが重要です。
冷蔵庫は長く使う家電
最近の家電は品質が高く、冷蔵庫も長い期間使えることが多くなっています。とはいえ、冷蔵庫に故障はつきものです。そして長く使えるようになったことで、何かあったときに必要な以下のような情報が分からなくなってしまうことがよくあります。
- 購入した店
- 購入した時期
- 型番
- 製造番号(シリアル)
- 保証情報(加入先、保証期間、保証内容)
- サポート窓口
転居などに伴って保証書や取扱説明書を紛失してしまうこともあるあるです。そういった状況にならないために、事前に情報を正しく管理しておくことが大切です。
「モノ管理」はmonomane(モノマネ)

monomane(モノマネ)は、無料であらゆるモノの情報を登録・管理できるアプリです。以下のような情報を簡単に管理することができます。
- 製品情報(製品名/モデル/型式/製造番号)
- 購入情報(購入店舗/購入日)
- 保証情報(保証書画像/保証期間/保証内容/保証提供元)
- 取扱説明書
また、故障などが発生した際も、monomaneからそのまま修理を依頼することも可能です。
新生活はモノが一気に増えるタイミングです。この機会に、家電のモノ管理を始めてみませんか。
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