一人暮らしの電子レンジの選び方|50Hz・60Hzの違いと失敗しないポイントを家電のプロが解説【プロが語る裏側トークシリーズ】

季節・生活

春は、卒業・入学・就職・転職・転勤など、新生活を始める方も多いのでは?
新生活で新しく家電をそろえるとき、電子レンジはほぼ必ず購入する家電の一つです。しかし電子レンジは「安いからこれでいい」と選んでしまうと、あとから困るケースも結構あります。

電子レンジ選びで特に注意したいのが

  • 機能の違い
  • 電源周波数(ヘルツ)対応の違い

です。

今回は、家電業界の知る人ぞ知るプロフェッショナルの話をもとに、新生活で失敗しない一人暮らし向け電子レンジの選び方を解説します。

音声でも解説しています
今回の内容はPodcastでも詳しく紹介しています。家電のプロのリアルな解説をぜひ音声でも聴いてみてください。(SpotifyもしくはAmazon Musicで聴けますよ)

一人暮らしの電子レンジは「料理家電」というより「温め家電」

最近はかなり色んな機能がついた電子レンジが増えていますが、実際のところ、一人暮らしにおける電子レンジの使い方はかなりシンプルです。多くの単身者は以下の用途が中心になります。

  • ごはんを温める
  • お弁当を温める
  • 冷凍食品を温める
  • 飲み物を温める

そのため、一人暮らしにおける電子レンジは「料理をする家電」というより、食べ物を温めるための家電として使うケースがほとんどです。必然的にシンプルな単機能の電子レンジを選ぶ人が多くなります。

周波数には「50Hz」と「60Hz」がある

電子レンジを選ぶときの意外と知られていない注意点が、電源周波数(ヘルツ)の違いです。この周波数による影響を理解しておくと、電子レンジ選びがとてもスムーズになります。

さて、そもそも、日本では地域によって電気の周波数が異なることをご存じでしょうか。ざっくりですが、以下のように分かれます。

50Hzエリア60Hzエリア
東日本
関東/東北/北海道/中部・甲信越の一部
西日本
関西/中国/四国/九州/中部・甲信越の一部

この境界はおおよそ、静岡・名古屋付近から糸魚川あたりと言われています。

周波数が合わない電子レンジは故障する

エリアによって周波数が異なるため、電子レンジは50Hz専用と60Hz専用に分かれています。周波数が異なる電子レンジを対応していない地域で使うと故障する可能性があります
しかもこの場合は、使用方法の誤り(使用者責任)ということで、保証期間中でも保証対象外になってしまうことがあります。

そのため電子レンジを購入するときは、ヘルツの表示を必ず確認することが大切です。

一人暮らしでも「ヘルツフリー」の電子レンジがおすすめ

周波数の違いで故障してしまうってとても不便ですよね。そのため、最近の電子レンジには、50Hz / 60Hz 両対応(ヘルツフリー)のモデルがあります。

このタイプであれば、関東でも関西でも全国どこでも問題なく使うことができます。
就職、転職、転勤などで今後引っ越す可能性が少しでもある場合は、最初からヘルツフリーの電子レンジを選ぶ方が安心です。

安い電子レンジはヘルツ専用のものが多い

一人暮らし向けの電子レンジは、家電量販店で7,000円〜8,000円前後の安いモデルも販売されています。こうしたモデルの場合は、50Hz専用・60Hz専用のものが多いです。価格は安いですが、引っ越しをすると使えなくなる可能性があるため注意が必要です。
ヘルツフリーのモデルでも、2倍、3倍と価格が大きく変わるわけではないため、両対応モデルを選んでおく方が安心です。

高機能・多機能は一人暮らしには大きすぎる?

最近は、高機能・多機能なレンジが多く販売されています。例えば、

・オーブン調理
・スチーム調理
・自動調理メニュー

など、うまく使いこなすことができれば、料理の幅は大きく広がります。ただし、こうした高機能モデルは当然ながら本体サイズがかなり大きくなります。一般的な単機能レンジと比べるとサイズが倍近くになることもあります。
そのため一人暮らしの部屋では、置くスペースがないといった問題が起きることもあります。部屋の間取りやキッチンのスペースを考えて選んでいただくといいかもしれません。

一人暮らしはヘルツフリーでシンプルな単機能電子レンジがおすすめ

これまでの話を踏まえて、一人暮らしの新生活では、ヘルツフリーでシンプルな電子レンジを選ぶといい場合が多いです。理由は以下の通りです。

  • ヘルツフリーなら転居しても使い続けられる
  • 価格が安い
  • サイズがコンパクトで置き場所に困らない

本格的に料理をするようになり、置き場所を確保できるようなら高機能レンジなどの購入を改めて検討する、という選び方で十分だと思います。

電子レンジは長く使う家電

最近の家電は品質が高く、電子レンジも長い期間使えることが多くなっています。とはいえ、家電に故障はつきものです。そして長く使えるようになったことで、何かあったときに必要な以下のような情報が、その時には分からなくなってしまうことがよくあります。

  • 購入した店
  • 購入した時期
  • 型番
  • 製造番号(シリアル)
  • 保証情報(加入先、保証期間、保証内容)
  • サポート窓口

転居などに伴って保証書や取扱説明書を紛失してしまうこともあるあるです。そういった状況にならないために、事前に情報を正しく管理しておくことが大切です。

「モノ管理」はmonomane(モノマネ)

monomane(モノマネ)は、無料であらゆるモノの情報を登録・管理できるアプリです。以下のような情報を簡単に管理することができます。

  • 製品情報(製品名/モデル/型式/製造番号)
  • 購入情報(購入店舗/購入日)
  • 保証情報(保証書画像/保証期間/保証内容/保証提供元)
  • 取扱説明書

また、故障などが発生した際も、monomaneからそのまま修理を依頼することも可能です。
新生活はモノが一気に増えるタイミングです。この機会に、家電のモノ管理を始めてみませんか。

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以下の記事を参照してください。

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