こんにちは!モノウサギです。
春は、卒業・入学・就職・転職など新たなライフステージへ進み、引っ越しを予定している方も多いのではと思います。引っ越しのタイミングでは、考えることが多く大変ですが、実は家電の扱いにも注意が必要です。特に、
- 洗濯機
- 冷蔵庫
- エアコン
は、しっかり取扱いを理解しておかないと、トラブルにつながる場合があります。
この記事では、家電業界の知る人ぞ知るプロフェッショナルの話をもとに、引っ越しにおける家電の取扱いを解説します。特に、以下のポイントを中心にお伝えします。
- 引っ越し時の家電トラブル
- 洗濯機・冷蔵庫・エアコンの注意点
- 引っ越し前にやっておきたい家電管理
音声でも解説しています
今回の内容はPodcastでも詳しく紹介しています。家電のプロのリアルな解説をぜひ音声でも聴いてみてください。(SpotifyもしくはAmazon Musicで聴けますよ)
引っ越しで家電トラブルが起きやすい理由
引っ越しでは、通常と違った環境で家電製品が扱われることになります。具体的には、
- 取り外し
- 再設置
- 振動
- 運搬
といった作業が行われるため、しっかりと対策をしておく必要があります。対策を怠ってしまうと、以下のようなトラブルが起きることがあります。
- 当日、洗濯機が運べない
- 冷蔵庫が冷えなくなった
- 設置後、エアコンが動かない
特に注意したいのが、洗濯機・冷蔵庫・エアコンの3つの家電です。次は、引っ越しの際に注意すべき点についてそれぞれ解説します。
ドラム式洗濯機は「輸送用ボルト」に注意
引っ越しで最も注意が必要なのがドラム式洗濯機です。
ドラム式洗濯機には、輸送用ボルト(輸送用ビス)という部品があります。これは、運搬時にドラム部分を固定するためのものです。聞いたことがない人も多いと思いますが、実はこの部品、とても重要です。
輸送用ボルトがないと運べない
ドラム式洗濯機は、このボルトがない状態で運ぶと、ドラムが揺れるため、内部パーツが破損する可能性があります。そのため引っ越し業者によっては、
輸送用ボルトがないと運搬を断られるケースがあります。
多くの人がボルトをなくしてしまう
輸送用ボルトは、通常使用している際には全く活躍しません。そもそも、輸送用部品であり洗濯機を設置するときに取り外してしまいます。そのため、ちゃんと用途を理解していないと、
- 不要だと思って捨ててしまう
- 取扱説明書や保証書と一緒にしまう
- 適当に片付ける
といったケースが多く、引っ越し時に「どこにあるか分からない」ということがよく起きます。ドラム式洗濯機を使っている場合は輸送用ボルトを必ず保管しておくことが大切です。これから引っ越しをする可能性がある方は、まずどこに保管しているか確認しておくと、慌てずに済みますので安心です。
古い冷蔵庫は振動で故障することも
冷蔵庫は基本的には引っ越しの際も問題なく運ぶことができますが、長期間使用している冷蔵庫の場合は注意が必要です。
冷蔵庫に限った話ではないですが、構成している部品は時間が経つと当然劣化していきます。冷蔵庫の場合、古くなるとゴム部品が固くなってしまい、振動の吸収が弱くなります。
そのため、通常使用では何も問題なかったとしても、引っ越し時の配送や設置時に発生する振動がコンプレッサー等へ直接衝撃が加わりやすくなり、後日
- 音が大きくなる(異音がする)
- 冷えなくなる
といったトラブルが起きることがあります。
ただ、これはたまたま引っ越しによる振動がきっかけとなってしまっただけで、長く使用している製品の劣化は回避しようがないことです。ある程度覚悟しておく必要があります。
10年以上使っている冷蔵庫の場合は、修理する部品が無く、修理ができないケースもあります。引っ越し費用や今後の故障リスクを考慮したうえで、あらかじめ買い替えを検討するという選択もあるかもしれません。
エアコンは取り外しがとても重要
最後にエアコンです。エアコンも引っ越し時にトラブルになりやすい製品です。その理由は明確で、エアコンは壁に設置された住宅設備に近い家電製品であり、取り外しと取り付けに専門的な知識が必要だからです。
ガスが抜けると再設置ができない
エアコンは冷媒ガスで動く機械です。そのため、取り外し方を間違えるとガスが抜けてしまうことがあります。これが大きな問題です。
まず、エアコンを取り外す正しい作業手順は以下の通りです。
- ガスを室外機に回収
- 配管を密閉
- 取り外し
この作業を正しく行わずに取り外すと、ガスが抜けてしまい、再設置時に動かないといった問題が起きます。
別業者だと追加で費用が発生
この問題に関連して、トラブルになりやすいのは取り外しと取り付けが別の業者になるケースです。取り外した業者が異なる場合、取り付けを行う業者は、「ちゃんとガスが残っているか分からない」ため、確認やガスを補充するために追加料金が発生する可能性があります。最悪の場合、断られてしまうケースもありますので、取り外しと取り付けは同じ業者に依頼すると安心です。
自分でエアコンを外すのは危険
そして、絶対にやってはいけないのは、専門知識を持たない人が自分でエアコンを外す、ことです。引っ越し費用を抑えるために自分でエアコンを外す人もいます。
しかしこの場合、ガスが抜けるだけでなく、配管が破損するリスクが高く、ほとんどのケースで取り付け業者から断られます。これは、仮に故障していて動かなかった場合、取り付けを行った業者の責任になってしまうためです。少しでも壊れている可能性があるものを業者は取り付けしてくれません。
結果として、取り外したエアコンは廃棄して買い替えることになり、想定していない費用がかかることになります。エアコンは必ず専門業者に依頼しましょう。近年は、エアコンの取り外し、取り付けまでトータルで支援してくれる引っ越し業者が多数あります。そういったサービスを活用すると、取り外しと取り付けの業者も同じで、責任の所在も明確になるため、トラブルを避けることができます。
引っ越し時は家電情報が分からなくなる
引っ越しの際は、たくさんのモノを動かします。このタイミングでよくあるのが、保証書や取扱説明書を紛失してしまうことです。他の書類や荷物に紛れて、どこにいったか分からなくなった、という人が多いようです。そして、故障が起きて初めてそのことに気づきます。
故障が発生した際には、以下のような情報を正しく把握しておくことで、あわてずスムーズに対応することができます。
【修理に必要なモノの情報一覧】
- 購入した店
- 購入した時期
- 型番
- 製造番号(シリアル)
- 保証情報(加入先、保証期間、保証内容)
- サポート窓口
「モノ管理」はmonomane(モノマネ)

monomane(モノマネ)は、無料であらゆるモノの情報を登録・管理できるアプリです。以下のような情報を簡単に管理することができます。
- 製品情報(製品名/モデル/型式/製造番号)
- 購入情報(購入店舗/購入日)
- 保証情報(保証書画像/保証期間/保証内容/保証提供元)
- 取扱説明書
また、故障などが発生した際も、monomaneからそのまま修理を依頼することも可能です。引っ越しは、モノの情報を改めて確認する良いタイミングです。この機会に、家電のモノ管理を始めてみませんか。
家電の選び方も解説!
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